「格安SIMって解約するときにお金かかるの?」「途中で他社に乗り換えたくなったらどうなるの?」そんな不安を抱えている方は多いはず。結論から言うと、現在の格安SIMはほぼすべてのサービスで解約手数料が無料になっています。かつては「2年縛り」や「最低利用期間」が設定されていたけれど、総務省の方針変更によって状況は大きく変わった。この記事では、解約手数料がかからない格安SIMの最新事情と、乗り換えやすさを重視したおすすめサービスをしっかり解説していく。

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格安SIMの解約手数料はなぜ撤廃されたのか
かつての携帯電話業界では、いわゆる「2年縛り」が一般的だった。契約更新月以外に解約すると、9,500円~10,450円(税込)の違約金が発生するのが当然だった時代があります。しかし、2019年10月の電気通信事業法改正により、解約金の上限が1,000円(税込1,100円)に制限された。
さらに、2022年7月以降は大手キャリアを含むすべての通信事業者で解約金が原則廃止となった。これにより、格安SIMはもちろん、大手キャリアでも解約手数料なしで自由に乗り換えられる環境が整備されています。
- 2019年10月:電気通信事業法改正で違約金の上限が1,000円に
- 2022年7月:大手キャリア・格安SIMともに解約金が原則撤廃
- 現在はMNP転出手数料も無料が標準
解約手数料なしの格安SIMを選ぶときのチェックポイント
解約手数料がかからないとはいえ、乗り換え時に注意すべきポイントはいくつかあります。ここでは、後悔しないためのチェック項目を紹介します。
初期費用(事務手数料)の有無
解約手数料は無料でも、新規契約時の事務手数料が3,300円~3,850円(税込)かかるサービスが多い。ここを無料にしているサービスもあるので、トータルコストで比較するのが大切です。
MNP予約番号の発行手数料
電話番号をそのまま持っていくMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の転出手数料は、現在はほぼすべての事業者で無料になっています。ただし、ワンストップMNP対応のサービスなら予約番号の発行自体が不要で、さらに手間を省ける。
SIMロック解除の必要性
2021年10月以降に販売された端末にはSIMロックがかかっていません。それ以前に購入したスマホを使いたい場合は、旧キャリアでSIMロック解除の手続きが必要になることがあります。

解約手数料なしで乗り換えやすいおすすめ格安SIM
ここからは、解約手数料がかからないのはもちろん、乗り換えのしやすさや料金面でもメリットがあるサービスを紹介していく。
楽天モバイル
楽天モバイルは解約手数料なし、事務手数料なし、SIM発行手数料なしと、乗り換えにかかる初期費用が完全にゼロ。料金プランは「Rakuten最強プラン」のワンプランで、データ使用量に応じて月額1,078円~3,278円(税込)の段階制になっています。専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話も無料なので、通話料を気にする必要もありません。
povo(ポヴォ)
KDDIが提供するpovoは、基本料金0円から始められるトッピング方式が特徴。必要なときにデータ容量を購入する仕組みで、サブ回線としての利用にも向いています。au回線を利用しているため通信品質も安定しています。解約手数料はもちろん無料で、eSIMにも対応しているので、オンラインで即日乗り換えも可能です。
LINEMO(ラインモ)
ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMOは、解約手数料なしで利用できます。ソフトバンクの自社回線を使っているため、格安SIMの中でも通信速度が安定しやすいです。LINEのデータ消費がカウントフリーになる「LINEギガフリー」が全プランに付いているのも魅力です。
IIJmio(アイアイジェイミオ)
老舗MVNOのIIJmioは、月額850円(税込)からの手頃な料金設定が魅力。データ容量は2GB~50GBまで幅広く選べます。解約手数料は無料で、最低利用期間も設定されていないので、いつでも自由に解約できます。端末のセット販売も充実していて、中古スマホもラインナップしています。
mineo(マイネオ)
関西電力グループのオプテージが運営するmineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応しているため、手持ちのスマホがそのまま使える可能性が高いです。解約手数料は無料で、MNP転出手数料もかからない。独自の「パケットシェア」や「フリータンク」といったユニークなサービスで、ユーザー同士がデータ容量を分け合えるのも特徴です。
一部のMVNOでは、MNP転出を伴わない「単純解約」のみ利用期間の制約がある場合があります。契約前に必ず公式サイトの約款を確認しておきましょう。
💡 格安SIMに乗り換える際に、端末も新しくしたいとお考えの方にはSIMフリースマホがおすすめです。各社の回線に縛られず、自分の用途に合ったモデルを選ぶことができます。

乗り換え時にかかる費用を最小限にするコツ
解約手数料がなくなったとはいえ、乗り換えにはいくつかのコストが発生することがあります。ここでは、費用を最小限に抑えるためのテクニックを紹介します。
事務手数料無料キャンペーンを活用する
楽天モバイルのように常時無料のサービスもあれば、期間限定で事務手数料無料キャンペーンを実施しているサービスもあります。乗り換えのタイミングをキャンペーン時期に合わせるだけで、3,000円以上の節約になります。
月末に乗り換える
多くの格安SIMでは、解約月の料金は日割り計算にならず月額満額が請求されます。一方、新しいサービスの初月は日割りになるケースが多いです。つまり、月末近くに乗り換えると、旧サービスの料金を無駄にしにくい。
eSIM対応サービスを選ぶ
eSIMに対応しているサービスなら、SIMカードの配送を待つ必要がありません。オンラインで申し込んでから最短即日で利用開始できるため、乗り換え期間中の「使えない時間」をなくせます。


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解約手数料以外にもチェックしたい「隠れコスト」
乗り換え時に見落としがちなコストがいくつかあります。事前に知っておけば、想定外の出費を防げます。
端末の分割払い残債
スマホを分割払いで購入している場合、解約しても残債の支払い義務は残る。解約前に残りの支払い回数と金額を確認しておきましょう。一括精算も選択できることが多いです。
キャリアメール持ち運び
大手キャリアのメールアドレスを継続利用したい場合、「メール持ち運びサービス」を利用すれば可能ですが、月額330円(税込)程度の費用がかかります。フリーメールへの移行も選択肢として検討するとよいでしょう。
各種オプションの解約忘れ
セキュリティパックやかけ放題オプションなど、付けたまま忘れているオプションがないか確認しましょう。乗り換え前に不要なオプションを解約しておくことで、無駄な請求を防げます。
💡 乗り換え前に使っていたスマホを売却すれば、新しい端末の購入費用に充てることもできます。スマホの買取サービスを活用して、少しでもお得に乗り換えを進めてみてはいかがでしょうか。



格安SIM乗り換えの手順
実際に格安SIMに乗り換える際の流れを、ステップごとに確認しておきましょう。
- 現在の契約内容を確認する:残債・オプション・契約中のサービスを洗い出す
- 乗り換え先を決める:料金・通信品質・サポート体制を比較検討する
- MNP予約番号を取得する:ワンストップMNP対応サービスなら取得不要
- 新しいサービスに申し込む:本人確認書類とクレジットカードを準備しておく
- SIM到着後(またはeSIM設定後)に開通手続きを行う
- APN設定を行い利用開始:iPhoneは構成プロファイルのインストールが必要な場合がある


💡 格安SIMへの乗り換え時には、SIMピンやデータ移行ケーブルなど意外と必要なグッズがあります。事前にまとめて用意しておくと、スムーズに乗り換えを完了できます。



よくある質問(Q&A)
Q. 格安SIMの解約手数料は本当にゼロ円?
A. 現在の主要な格安SIMサービスでは、解約手数料(違約金)は原則ゼロ円になっています。2022年7月以降、法改正により解約金の設定自体が禁止されているため、大手キャリアを含めて解約金は発生しません。
Q. 短期解約するとペナルティはある?
A. 解約金自体は発生しないが、一部のサービスでは短期解約を繰り返すと再契約が難しくなる可能性があります。常識的な利用期間であれば問題ない。
Q. MNP転出手数料はかかる?
A. 現在はほぼすべてのサービスでMNP転出手数料が無料になっています。ただし、一部のMVNOでは転出時に手数料が発生する場合があるため、契約前に確認しておくと安心です。
Q. 解約月の料金は日割りになる?
A. サービスによって異なります。日割り計算になるサービスもあれば、月額満額を請求されるサービスもあります。月末付近の解約がコスト面では有利なケースが多いです。


まとめ
格安SIMの解約手数料は、法改正によって原則撤廃されています。これにより、以前よりもずっと気軽に携帯電話サービスの乗り換えができるようになった。ただし、事務手数料や端末の残債など、解約手数料以外のコストには注意が必要です。
自分の使い方に合ったサービスを見つけるために、料金だけでなく通信品質やサポート体制、キャンペーン情報もしっかりチェックしましょう。解約手数料ゼロの今こそ、最適な格安SIMへの乗り換えを検討するベストタイミングです。
参考リンク:総務省 携帯電話ポータルサイト | 消費者庁 電気通信サービスの消費者保護 | 総務省 電気通信サービスの料金
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