格安SIMの契約には「端末セット」と「SIMのみ」の2パターンがあります。今のスマホをそのまま使いたい方にとってSIMのみ契約は魅力的ですが、見落としがちなデメリットや注意点も存在します。この記事では、SIMのみ契約のデメリットをしっかり解説し、後悔しない乗り換えを実現するための対策も紹介していく。

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SIMのみ契約の基本的な仕組み
SIMのみ契約とは、スマートフォン本体は購入せずに、SIMカード(またはeSIM)だけを契約する方法です。今使っている端末やSIMフリーで購入した端末に新しいSIMカードを挿すだけで、格安SIMの回線を利用できるようになります。
端末代がかからないため、月々の支払いは回線料金のみで済むのが最大の魅力。ただし、いくつかの落とし穴があるので、契約前に確認しておくことが重要です。
SIMのみ契約の主なデメリット
1. 端末の対応状況を自分で確認する必要がある
SIMのみ契約では、自分の端末がその格安SIMに対応しているかを事前に確認しなければなりません。対応バンド(周波数帯)が合っていないと、電波をつかみにくくなったり圏外になったりする可能性があります。各社の公式サイトに「動作確認端末一覧」が掲載されているので、必ずチェックしましょう。
2. APN設定を自分で行う必要がある
端末セット購入の場合はAPN設定が済んだ状態で届くことが多いが、SIMのみ契約の場合は自分でAPN設定を行う必要があります。Androidは設定画面から手動入力、iPhoneは構成プロファイルのインストールが必要です。手順自体は難しくないが、慣れていない方にはハードルに感じるかもしれません。
3. 端末セット割引が受けられない
格安SIM各社が実施している端末セットのキャンペーン割引は、SIMのみ契約では適用されないケースがほとんどです。MNP乗り換えで端末が実質1円になるようなキャンペーンは、SIMのみ契約では利用できません。端末の買い替えも検討している場合は、トータルコストで比較したほうがよいでしょう。
4. SIMカードのサイズに注意が必要
スマホによって対応するSIMカードのサイズが異なります。現在の主流はnano SIMですが、古い端末ではmicro SIMの場合もあります。サイズが合わないと利用できないので、契約前に端末のSIMスロットを確認しておきましょう。eSIM対応端末であれば、物理SIMのサイズを気にする必要がありません。
5. キャリアメールが使えなくなる可能性
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)がそのままでは使えなくなります。継続利用したい場合は、各キャリアの「メール持ち運びサービス」(月額330円税込程度)を利用する必要があります。Gmailなどのフリーメールへの移行も選択肢のひとつです。

6. 通信速度が遅くなりやすい時間帯がある
MVNOタイプの格安SIMは、大手キャリアの回線を借りて運営しています。そのため、利用者が集中する昼12時台や夕方の通勤時間帯は通信速度が低下しやすい。動画視聴やオンラインゲームなど、常に高速通信を求める方にとっては不満を感じるかもしれません。ただし、楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルなどの大手サブブランドやMNOは、速度低下が比較的少ない。
7. 店舗サポートが限られる
格安SIMの多くはオンラインでの申し込み・サポートが中心で、実店舗を持っていないサービスもあります。トラブルが発生したときに対面でサポートを受けたい方にとっては、この点がデメリットになります。楽天モバイルやUQモバイル、ワイモバイルなら実店舗でのサポートも受けられます。
8. LINEの年齢認証ができないサービスがある
一部の格安SIMでは、LINEの年齢認証に対応していない場合があります。年齢認証ができないと、LINEのID検索機能が使えなくなります。ただし、楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイル・mineoなどは年齢認証に対応しているので、サービス選びの際に確認しておきましょう。
💡 SIMのみ契約で端末を自分で用意するなら、格安SIMとの相性が良いSIMフリースマホを選ぶのがおすすめです。対応バンドやスペック別に厳選したモデルをまとめています。

SIMのみ契約のデメリットへの対策
- 対応端末の確認:公式サイトの動作確認端末一覧で必ず事前チェック
- APN設定:各社の公式手順に従えば数分で完了する
- 通信速度:速度を重視するなら大手サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)やMNO(楽天モバイル)を選ぶ
- サポート:実店舗があるサービスを選ぶか、オンラインチャットの対応時間を確認する
- キャリアメール:早めにGmailなどへの移行準備を進める
💡 SIMのみ契約で今の端末を使い続ける場合でも、充電まわりの見直しはおすすめです。急速充電器やモバイルバッテリーなど、スマホ生活をもっと快適にするグッズをまとめてご紹介しています。



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SIMのみ契約がおすすめな人
- 今のスマホにまだ十分な性能がある方
- 端末の設定や対応バンドの確認が自分でできる方
- 月々の通信費をとにかく安く抑えたい方
- SIMフリー端末をすでに持っている方


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よくある質問(Q&A)
Q. SIMのみ契約でiPhoneは使える?
A. SIMフリーのiPhoneか、SIMロック解除済みのiPhoneであれば利用できます。iPhone 6s以降の機種はほとんどの格安SIMに対応しているが、契約前に公式の動作確認端末一覧で確認しておくと安心です。
Q. SIMカードが届くまでの間、スマホは使えない?
A. 物理SIMの場合は配送を待つ必要があるが、eSIM対応であればオンラインで即日開通できます。物理SIMでも、開通手続きを完了するまでは旧SIMで通信できるので、「まったく使えない時間」は最小限で済む。
Q. SIMのみ契約にもキャンペーンはある?
A. あります。SIMのみ契約でもポイント還元やキャッシュバックのキャンペーンを実施しているサービスがあります。端末セットほどの大幅割引は期待しにくいが、それでもお得に契約できることが多いです。
Q. デュアルSIMでの利用は可能?
A. 端末がデュアルSIMに対応していれば可能です。たとえばメイン回線は大手キャリア、サブ回線は格安SIMという使い方ができます。eSIM対応端末ならSIMカードスロットを占有せずに2回線を運用できます。


まとめ
格安SIMのSIMのみ契約は、端末代がかからず月額料金を抑えられる一方で、対応端末の確認や初期設定の手間、通信速度の低下リスクといったデメリットがあります。しかし、デメリットのほとんどは事前確認と適切なサービス選びで回避できる。
今のスマホに満足しているなら、SIMのみ契約で通信費を大幅に節約することが可能です。乗り換え前には、動作確認端末の一覧チェックとAPN設定の手順確認を忘れずに行いましょう。
💡 格安SIMへの乗り換え時に必要になるSIMピンやデータ移行ケーブルなど、つい忘れがちな周辺グッズもまとめてチェックしておくと安心です。乗り換え前に揃えておきたいアイテムをご紹介しています。



SIMのみ契約で使える端末の選び方
SIMのみ契約で利用する端末は自分で用意する必要があります。以下のポイントを押さえて端末を選べば、トラブルを避けられます。
対応バンドの確認
ドコモ回線ならBand 1/3/19/21/28、au回線ならBand 1/3/18/26/28、ソフトバンク回線ならBand 1/3/8/28が主要バンドです。購入予定の端末がこれらのバンドに対応しているか、メーカーの仕様書で確認しましょう。海外版の端末は日本のバンドに対応していない場合があるので特に注意が必要です。
中古端末を購入する際の注意点
フリマアプリや中古ショップで端末を購入する場合は、「ネットワーク利用制限」の状態を確認しましょう。制限が「×」になっている端末は通信ができません。各キャリアの確認サイトでIMEI番号を入力すれば、利用制限の状態がわかります。「○」の端末を選ぶのが安心です。


Q. eSIMとSIMカード、どちらを選ぶべき?
A. 端末がeSIMに対応しているなら、eSIMがおすすめです。申し込み後すぐに利用開始できるうえ、物理SIMスロットを空けておけるのでデュアルSIM運用もしやすいです。eSIM非対応の端末の場合は、物理SIMカードを選択しましょう。
Q. SIMのみ契約後に端末を買い替えたい場合は?
A. SIMカードのサイズが同じ(nano SIM)であれば、新しい端末にSIMカードを差し替えるだけで利用できます。eSIMの場合は再発行手続きが必要になることがあります。APN設定も改めて行う必要がある点に注意しましょう。
参考リンク:総務省 携帯電話ポータルサイト | IIJmio 動作確認端末一覧 | mineo 動作確認済み端末
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