「今使っているスマホ、まだまだ使えるのに機種変更しなきゃいけないの?」と思ったことはないでしょうか。実は、SIMカードを差し替えるだけで通信会社を乗り換えられるケースがかなり多いです。端末代を節約しながら、もっとお得なプランに切り替える方法を詳しく解説していく。

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SIM変更だけで乗り換えるとは?基本の仕組みを解説
スマホの通信契約情報は、端末本体ではなくSIMカードに記録されています。つまり、SIMカードを別の通信会社のものに差し替えるだけで、同じスマホのまま乗り換えが完了する仕組みになっています。
従来は「乗り換え=新しいスマホを購入する」というイメージが強かったが、SIMフリー端末やSIMロック解除の普及によって、端末を買い替えずに通信会社だけを変更するスタイルが一般的になってきた。
特に、総務省が推進したSIMロック原則禁止の方針(記事執筆時点で施行済み)により、キャリアで購入したスマホでもSIMロックがかかっていない端末が増えています。これにより、ユーザーは自由に通信会社を選べるようになった。
SIM変更だけで乗り換えるメリット
SIMカードの差し替えだけで乗り換えると、さまざまなメリットがあります。
- 端末代がゼロ:新しいスマホを買う必要がないため、数万円〜十数万円の出費を丸ごとカットできる
- データ移行が不要:同じスマホを使い続けるので、写真・アプリ・設定がそのまま残る
- 使い慣れた操作感のまま:新しい端末の操作を覚え直す手間がない
- 手続きが簡単:MNP予約番号を取得して新しいSIMを申し込むだけで完了する
特に「今のスマホに不満はないけど、月額料金を下げたい」という人にはぴったりの方法といえます。
SIM変更だけで乗り換える手順【5ステップ】
実際にSIMだけで乗り換える場合の具体的な手順を紹介します。
ステップ1:端末の対応状況を確認する
乗り換え先の通信会社の公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」で、今使っているスマホが対応しているかチェックしましょう。対応バンド(周波数帯)が合っていないと、通信が不安定になる可能性があります。
ステップ2:SIMロック解除を確認する
キャリアで購入したスマホの場合、SIMロックがかかっていることがあります。SIMロックがかかったままだと他社のSIMカードは使えないため、事前にキャリアのマイページや店頭でSIMロック解除の手続きを行う必要があります。なお、記事執筆時点では原則として新しく販売される端末にはSIMロックがかかっていない。
ステップ3:MNP予約番号を取得する
電話番号を引き継ぐ場合は、現在契約しているキャリアからMNP予約番号を発行してもらう。MNPワンストップ対応の事業者同士であれば、予約番号の取得が不要になるケースもあります。各キャリアのマイページや電話窓口から手続きが可能です。
ステップ4:新しいSIMカードを申し込む
乗り換え先の通信会社でSIMカードを申し込む。このとき、SIMカードのサイズ(nano SIM・micro SIMなど)を間違えないように注意しましょう。eSIM対応端末であれば、物理SIMカードの到着を待たずにオンラインで即日開通できることもあります。
ステップ5:SIMカードを入れ替えてAPN設定を行う
届いたSIMカードを端末に挿入し、APN(アクセスポイント名)を設定します。格安SIMの場合は手動でのAPN設定が必要なケースが多いです。乗り換え先の公式サイトに記載されている設定情報を入力すれば完了します。

今の端末を使い続けるか悩んでいるなら、SIMフリースマホの選択肢も確認しておくと判断しやすい。
💡 SIMだけの乗り換えでも、ケーブルやSIMピンなど細かいアイテムを揃えておくとスムーズに手続きが進みます。乗り換え時に役立つグッズはこちらでまとめています。

SIM変更だけで乗り換えるときの注意点
メリットが多い一方で、いくつか気をつけるべきポイントもあります。
- 対応バンドの確認:通信会社によって使用する周波数帯が異なります。特にドコモ回線からau回線への乗り換え(またはその逆)では、一部のバンドに対応していないことがある
- SIMカードのサイズ:端末によって対応するSIMカードのサイズが異なります。事前に確認しておこう
- キャリアメールの引き継ぎ:キャリアメール持ち運びサービスを利用すれば引き継ぎ可能ですが、月額330円程度の費用がかかる
- 端末の残債:端末を分割払いで購入している場合、乗り換え後も残りの支払いは継続する
SIM変更だけで乗り換えられないケース
以下のような場合は、SIM変更だけでは乗り換えが難しいです。
端末が古すぎる場合:対応する通信規格(4G/5G)やバンドが合わないと通信できません。目安として、発売から5年以上経過した端末は動作確認端末の対象外になっていることが多いです。
SIMロック解除ができない端末:一部の古い端末ではSIMロック解除自体に対応していないケースがあります。この場合は端末の買い替えが必要になります。
eSIM非対応の端末でeSIM契約をしてしまった場合:eSIMに対応していない端末では、eSIMでの契約はできません。物理SIMで申し込み直す必要があります。
SIM変更だけの乗り換えでも、ケースやフィルムなどを新調するタイミングとしておすすめ。揃えるべきアイテムはこちら。
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eSIMとSIMカード、どちらを選ぶべき?
乗り換え時にeSIMと物理SIMカードのどちらを選ぶか迷う方も多いです。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 項目 | 物理SIMカード | eSIM |
|---|---|---|
| 開通までの時間 | SIMカード到着後(数日) | 最短即日 |
| 対応端末 | ほぼすべてのスマホ | eSIM対応端末のみ |
| 物理的な差し替え | 必要 | 不要 |
| 複数回線の利用 | SIMスロット数に依存 | 複数のeSIMを保存可能 |
| 紛失リスク | 小さいカードの紛失注意 | 紛失の心配なし |
急いでいる人やSIMカードの管理が面倒な人にはeSIMがおすすめです。ただし、端末が対応しているかを事前に確認しておきましょう。


よくある質問(Q&A)
Q. SIMカードを入れ替えたらデータは消える?
A. SIMカードを入れ替えても、スマホ内のデータ(写真・アプリ・連絡先など)は消えない。SIMカードに保存されているのは通信契約の情報だけなので、安心して差し替えが可能です。
Q. SIMだけ乗り換えた場合、電話番号は変わる?
A. MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用すれば、電話番号はそのまま引き継げる。MNP予約番号を取得してから新しいSIMを申し込む流れになります。
Q. APN設定がうまくいかないときはどうすればいい?
A. まずは端末を再起動してみましょう。それでもダメな場合は、APN設定の入力内容(ユーザー名・パスワード・認証タイプなど)が正しいか再確認します。乗り換え先のサポートに問い合わせるのも有効な手段です。
Q. 格安SIMに乗り換えると速度が遅くなる?
A. 格安SIMは大手キャリアの回線を借りて提供しているため、混雑する時間帯(昼12時〜13時、夕方18時〜19時頃)に速度が低下しやすい傾向があります。ただし、日常的な利用(SNS・Web閲覧・動画視聴など)には十分な速度が出ることがほとんどです。
SIM変更だけならデータ移行は不要ですが、万が一に備えてバックアップ用のアイテムは揃えておくと安心です。
💡 今のスマホをそのまま使わず新しい端末に買い替える場合は、SIMフリースマホという選択肢もあります。予算に合わせたおすすめモデルをチェックしてみてください。



💡 万が一データの引き継ぎが必要になった場合に備えて、バックアップ用のケーブルやアダプターを事前に準備しておくと安心です。



SIM変更だけで乗り換えた場合の月額料金シミュレーション
実際にSIM変更だけで乗り換えると、どのくらい月額料金が変わるのでしょうか。大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合のシミュレーションを紹介します。
| 項目 | 大手キャリア(例) | 格安SIM(例) |
|---|---|---|
| 月額基本料金 | 7,315円(無制限プラン) | 2,178円(20GB) |
| 通話オプション | 1,980円(かけ放題) | 0円(基本料金に含む場合あり) |
| 端末代(分割) | 3,000円〜5,000円/月 | 0円(SIM変更のみ) |
| 月額合計 | 約12,000円〜14,000円 | 約2,178円 |
このように、SIM変更だけで乗り換えれば端末代がかからないうえ、基本料金も大幅に下がるため、年間で10万円以上の節約になるケースも珍しくない。もちろん、利用するデータ量や通話頻度によって最適なプランは異なるため、自分の使い方に合ったプランを選びましょう。
大手キャリアのサブブランド(UQモバイル、ワイモバイル、ahamo、povo、LINEMOなど)は、大手キャリアの回線品質をそのまま使えながらも料金が安いため、格安SIMに不安がある方にもおすすめです。


MNPワンストップとは?面倒な手続きが不要になる新制度
従来のMNP(携帯番号ポータビリティ)では、乗り換え元のキャリアからMNP予約番号を取得する必要があった。しかし、MNPワンストップ制度に対応している事業者同士であれば、MNP予約番号の取得が不要になります。乗り換え先のサイトで手続きを開始するだけで、乗り換え元への連絡は自動的に行われる仕組みです。
MNPワンストップに対応している主な事業者は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、ahamo、povo、LINEMO、UQモバイル、ワイモバイルなどです。対応事業者は順次拡大されているため、乗り換え前に最新の対応状況を確認しましょう。
MNPワンストップを使えば、乗り換えの手続きがさらに簡単になるため、SIM変更だけの乗り換えとの組み合わせは非常にスムーズです。手続きの負担が軽減されることで、より気軽に通信会社を見直せるようになった。
Q. SIM変更だけで乗り換えるとき、違約金はかかる?
A. 記事執筆時点では、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)および主要な格安SIMでは、解約時の違約金(契約解除料)は廃止されています。ただし、一部のプランやオプションには最低利用期間が設定されている場合があるため、現在の契約内容を確認しておきましょう。
Q. SIMカードのサイズが合わない場合はどうすればいい?
A. SIMカードのサイズが合わない場合は、乗り換え先でサイズの合ったSIMカードを発行してもらうか、SIMカードアダプターを使用する方法があります。ただし、アダプターは端末のSIMスロットを傷つけるリスクがあるため、できれば正しいサイズのSIMカードを発行してもらう方が安全です。eSIM対応端末であれば物理SIMのサイズを気にする必要がないため、eSIMを選ぶのも一つの手です。
💡 使わなくなった旧スマホは買取に出すのも一つの手です。ダイワンテレコムなら手軽にスマホを売却できるので、検討してみてはいかがでしょうか。



まとめ:SIM変更だけの乗り換えで賢く節約しよう
スマホの機種変更をしなくても、SIMカードを差し替えるだけで通信会社の乗り換えは可能です。端末代を丸ごと節約できるうえ、データ移行の手間も省ける。
ポイントは「動作確認済み端末の確認」「SIMロック解除」「MNP予約番号の取得」の3つ。これさえ押さえておけば、スムーズに乗り換えが完了します。
月額料金を見直したいけれど端末は今のまま使いたい、という方はぜひSIM変更だけでの乗り換えを検討してみてほしいです。
参考:総務省 情報通信白書、UQモバイル SIM乗り換えガイド
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