キッチンでレシピを見ながら料理したり、お風呂で動画を楽しんだり、アウトドアで急な雨に降られたり──スマホを水の近くで使うシーンは意外と多いです。そんなときに頼りになるのが、高い防水性能を備えたスマホです。
この記事では、防水スマホの選び方のポイントと、おすすめの機種を比較しながら紹介します。IP等級の意味や防水スマホを使う際の注意点も解説するので、水濡れが心配な方はぜひ参考にしてください。

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防水スマホの「IP等級」とは?
防水スマホのスペック表には「IP68」「IPX8」のような表記があります。この「IP等級」は国際規格(IEC 60529)で定められた防塵・防水の保護等級です。
IP等級の読み方
「IP○△」のうち、○は防塵等級(0~6)、△は防水等級(0~8)を表します。
| 防水等級 | 意味 |
|---|---|
| IPX0 | 防水性能なし |
| IPX4 | あらゆる方向からの飛沫に耐える |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流水に耐える |
| IPX7 | 水深1mで30分間の水没に耐える |
| IPX8 | 水深1.5m以上で継続的な水没に耐える(メーカーにより条件が異なる) |
日常使いで安心できる防水レベルはIPX7以上です。IPX8対応であれば水没にも強いです。記事執筆時点で販売されているスマホの多くはIP68(防塵6等級+防水8等級)に対応しており、日常生活での水濡れはほぼ問題ありません。
IP等級の防水試験は「常温の真水」で行われています。海水・温泉・プールの塩素水・石鹸水などは想定されていないため、これらの環境での使用は避けたほうが無難です。
防水スマホを選ぶときのポイント
1. IP68対応かどうか
防水スマホを選ぶなら、最低でもIP67、できればIP68対応の機種を選びたいところです。IP68であれば日常生活での雨や水回りの使用はもちろん、うっかり水没させてしまっても故障のリスクを大幅に減らせます。
2. 防塵性能もチェック
アウトドアで使う方は防塵性能も重要です。IP68の「6」は最高等級で「完全な防塵」を意味します。砂浜やキャンプ場など、砂やホコリが多い環境で使うなら防塵6等級を選んでおきたいところです。
3. MIL規格対応なら耐衝撃性もある
MIL規格(MIL-STD-810H)に対応した機種は、落下・振動・高温・低温などの過酷な条件にも耐える設計がされています。アウトドアや現場作業で使う方におすすめです。
4. 防水以外のスペックも見る
防水性能だけで選ぶと、カメラやバッテリーなど他の性能が犠牲になることもあります。防水はあくまでスマホ選びの条件のひとつとして、総合的なスペックバランスを見て判断しましょう。
おすすめの防水スマホ
Google Pixel 10a
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵 | IP68 |
| SoC | Google Tensor G4 |
| RAM / ROM | 8GB / 128GB・256GB |
| ディスプレイ | 6.3インチ 有機EL / 120Hz |
| バッテリー | 5,100mAh |
| おサイフケータイ | 対応 |
コスパの高さで人気のPixelシリーズのミドルレンジモデルです。IP68の防水防塵に加え、GoogleのAI処理に特化したTensorチップ搭載で、カメラ性能は価格帯を超えた仕上がりです。7年間のOSアップデート保証も大きな魅力になっています。
iPhone 17
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵 | IP68(水深6m / 30分) |
| SoC | A19 |
| RAM / ROM | 8GB / 128GB~512GB |
| ディスプレイ | 6.3インチ 有機EL / 120Hz |
| バッテリー | 約4,900mAh |
| おサイフケータイ | 対応(Apple Pay) |
iPhoneは水深6mで30分間の水没に耐えるIP68対応で、防水性能は高い水準にあります。Apple Intelligenceに対応しており、AI機能を活用したスマホ体験を求める方にも適しています。


Galaxy S26
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵 | IP68 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite |
| RAM / ROM | 12GB / 128GB~512GB |
| ディスプレイ | 6.2インチ 有機EL / 120Hz |
| バッテリー | 4,300mAh |
| おサイフケータイ | 対応 |
Samsungのフラッグシップモデルで、IP68の防水防塵に対応しています。AI機能「Galaxy AI」を搭載し、リアルタイム翻訳や写真編集など多彩な機能を備えています。7年間のOSアップデート保証もポイントです。
AQUOS sense10
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵 | IP68 / MIL-STD-810H |
| SoC | Snapdragon 7s Gen 2 |
| RAM / ROM | 6GB / 128GB |
| ディスプレイ | 6.1インチ IGZO OLED / 90Hz |
| バッテリー | 5,000mAh |
| おサイフケータイ | 対応 |
シャープのAQUOS senseシリーズは、IP68に加えてMIL規格にも準拠した高い耐久性が特徴です。5,000mAhの大容量バッテリーでバッテリー持ちも優秀です。価格も手頃で、防水性能とコスパを両立したい方に向いています。
arrows We3
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 防水・防塵 | IP68 / MIL-STD-810H |
| SoC | Dimensity 7025 |
| RAM / ROM | 4GB / 64GB |
| ディスプレイ | 6.1インチ 液晶 / 60Hz |
| バッテリー | 4,500mAh |
| おサイフケータイ | 対応 |
arrows Weシリーズはハンドソープで洗えることを売りにしています。防水だけでなく除菌・洗浄も可能で、衛生面を重視する人には最適な選択肢です。価格も手頃でエントリーモデルとして人気があります。


防水スマホへの買い替えを考えてるなら、乗り換え時に揃えておきたいグッズもチェックしてみて。
おすすめ防水スマホの比較まとめ
| 機種 | 防水 | MIL規格 | バッテリー | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Google Pixel 10a | IP68 | 非対応 | 5,100mAh | 6万円台 |
| iPhone 17 | IP68 | 非対応 | 約4,900mAh | 12万円台 |
| Galaxy S26 | IP68 | 非対応 | 4,300mAh | 12万円台 |
| AQUOS sense10 | IP68 | 対応 | 5,000mAh | 4万円台 |
| arrows We3 | IP68 | 対応 | 4,500mAh | 2万円台 |
この中でも防水とMIL規格の両方に対応しつつ価格が抑えられているAQUOS sense10は、SIMフリー版の実売価格も確認しておくと選びやすくなります。
防水スマホへの買い替えにあわせて、回線もまとめて見直したい方にはワイモバイルが候補になります。ソフトバンクのサブブランドとして全国に店舗があり、端末選びや乗り換えの手続きを対面で相談できるのが安心ポイントです。取り扱い機種や料金は時期によって変わるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。
💡 防水スマホに乗り換えるなら、充電まわりのグッズも一緒に見直してみてはいかがでしょうか。急速充電器やワイヤレス充電パッドなど、日常の充電ストレスを解消するアイテムをまとめています。



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防水スマホを使う際の注意点
1. 海水や温泉では使わない
前述の通り、IP等級の試験は真水で行われています。海水は塩分、温泉はミネラル成分がパッキンを劣化させるため、故障の原因になりやすいです。
2. 充電ポートの水分に注意
水に濡れた状態でUSB充電をすると、端子がショートする危険性があります。水濡れ後はしっかり乾かしてから充電しましょう。
3. 防水性能は経年劣化する
防水パッキンは使用とともに劣化します。購入から2~3年経過したスマホは、新品時と同等の防水性能を期待できないことがあります。
4. 水中での操作はタッチパネルが反応しにくい
スマホのタッチパネルは水中ではうまく反応しないことが多いです。水中撮影をしたい場合は、物理ボタンでシャッターを切れる機種を選ぶと良いでしょう。
iPhoneを選ぶなら、防水ケース以外にも最初に揃えたいアクセサリーがあるよ。
防水スマホが水濡れで壊れたときの対処法
防水スマホでも、想定外の水没や経年劣化によって水濡れ故障が起きることはあります。万が一水没してしまった場合の対処法を知っておきましょう。
水没直後にやるべきこと
- すぐに水から引き上げる:水没時間が短いほど復旧の可能性が高い
- 電源を入れない・充電しない:内部に水分がある状態で通電するとショートの原因になります
- SIMカードとmicroSDカードを取り出す:カードスロットを開けて水分を逃がす
- 水分を拭き取る:柔らかい布やティッシュで端末表面の水分をしっかり拭き取る
- 自然乾燥させる:風通しの良い場所で24時間以上乾燥させる
乾燥剤と一緒に密閉袋へ入れておくと、自然乾燥より効率よく水分を抜けます。備えておいて損はないアイテムです。
ドライヤーで温風を当てたり、電子レンジに入れたりするのは絶対にNGです。高温によりバッテリーや基板が損傷するリスクがあります。また、スマホを振って水を出そうとするのも内部に水が広がるため逆効果です。
乾燥後の確認手順
十分に乾燥させた後、電源を入れて正常に動作するか確認しましょう。画面表示に異常がないか、タッチ操作が正常か、スピーカーから音が出るかなどをチェックします。少しでも異常を感じたら、修理店に持ち込むことをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
Q. 防水スマホならプールで使っても大丈夫?
プールの塩素水はIP等級の試験対象外です。短時間の水没には耐えられる可能性はありますが、メーカーの保証対象外となることが多いです。プールでの使用は自己責任となります。
Q. 防水ケースと防水スマホ、どちらがいい?
日常的な水濡れ対策なら防水スマホ本体の性能で十分です。海やプールなど水中で積極的に使いたいなら、防水ケースを併用するのが安心です。
Q. 水没して壊れた場合、保証は使える?
メーカー保証では水濡れ・水没は基本的に保証対象外です。AppleCare+やキャリアの補償サービスに加入していれば、水濡れ修理が割引価格で受けられる場合があります。


まとめ
防水スマホ選びでは、IP68対応かどうかがまず確認すべきポイントです。記事執筆時点ではほとんどのミドルレンジ~ハイエンドスマホがIP68に対応しているため、選択肢は豊富にあります。
コスパ重視ならAQUOS sense10やarrows We3、カメラやAI機能も重視するならPixel 10aやiPhone 17、Galaxy S26がおすすめです。防水性能は経年劣化する点や、海水・温泉では使えない点も理解したうえで、自分の使い方に合った1台を選んでください。
各機種のスペック詳細は、価格.comの防水スマホ一覧ページやAndroid公式サイトでも確認できます。
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