「スマホの乗り換えって面倒そう…」と感じている方は多いのではないでしょうか。たしかに初めてだと手順がよくわからないですし、今の番号が使えなくなったらどうしよう、という不安もあります。
でも実際にやってみると、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使った乗り換えは驚くほどシンプルです。オンラインで完結できて、所要時間は全部合わせても1時間かからないことがほとんどです。
この記事では、初めての方でも迷わないようにスマホ乗り換えの手順を5ステップで解説しています。番号の引き継ぎからデータ移行まで、順番に確認していきましょう。

ステップ1:乗り換え先のキャリアとプランを決める
自分のデータ使用量を確認する
まずは今のスマホの設定画面で、毎月どれくらいデータ通信を使っているか確認しましょう。これがプラン選びの基準になります。月3GB程度なら格安SIMで十分ですし、20GB以上使っているなら大手キャリアやデータ無制限プランが向いています。
iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「現在までの合計」で確認可能です。Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」で見られます。
乗り換え先を選ぶ
データ使用量と予算が決まったら、各キャリアの料金プランを比較して乗り換え先を決定しましょう。MNPキャンペーン(端末割引やポイント還元)の内容もチェックしておきたいところです。キャンペーン内容は時期によって変わるので、最新情報を確認するのが大切です。
ステップ2:MNP予約番号を取得する
MNP予約番号とは
今の電話番号をそのまま使って他社に乗り換えるために必要な番号のことです。10桁の数字で構成されており、有効期限は取得日を含めて15日間です。期限切れになったら再取得が必要なので、取得したら早めに申し込みを進めましょう。
取得方法は3つ
オンライン(おすすめ):各キャリアのマイページから手続き可能です。24時間対応で5分もあれば取得できます。一番スムーズな方法です。
電話:各キャリアのMNP受付窓口に電話します。引き止めトークがある場合もありますが、「乗り換えは決めています」とはっきり伝えれば問題ありません。
ショップ:キャリアショップでも取得可能ですが、待ち時間がかかるためあまりおすすめしません。
MNPワンストップ方式なら予約番号が不要な場合も
MNPワンストップ方式に対応しているキャリア間の乗り換えなら、予約番号の取得自体が不要です。乗り換え先のキャリアで申し込むだけで自動的に番号が引き継がれます。対応キャリアは増えてきているので、事前に確認してみてください。

ステップ3:乗り換え先で申し込む
オンラインでの申し込み手順
オンラインなら自宅で全部完結します。手順は以下の通りです。
1. 乗り換え先のオンラインショップにアクセス
2. プランと端末(必要であれば)を選択
3. MNP予約番号・有効期限・現在の電話番号を入力
4. 本人確認書類をアップロード(運転免許証やマイナンバーカード)
5. 支払い方法を設定
6. 申し込み完了
所要時間は15〜30分程度です。店舗に行く必要がないので、仕事の合間や夜でも好きなタイミングで手続きできるのがオンラインの強みです。
申し込みに必要なもの
・本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・クレジットカードまたは銀行口座(支払い用)
・MNP予約番号(ワンストップ方式なら不要)
・連絡先メールアドレス
ステップ4:SIMカードが届いたら開通手続き
物理SIMカードの場合
申し込みから2〜3日でSIMカードが届きます。届いたら以下の手順で開通してください。
1. 乗り換え先キャリアの開通受付ページにアクセス
2. 開通手続きを実行(ボタン一つでOK)
3. 古いSIMを端末から取り出す
4. 新しいSIMを端末に挿入
5. 端末を再起動
開通手続きを実行した時点で、旧キャリアは自動的に解約されます。別途解約手続きは必要ないので、二重で手続きする心配はありません。
eSIMの場合
eSIM対応機種なら、物理SIMの配送を待たずにオンラインで即日開通が可能です。申し込み後にQRコードが発行されるので、それをスマホで読み取ってプロファイルをインストールすれば完了です。最短30分で乗り換えが終わります。
格安SIMの場合はAPN設定が必要
格安SIM(MVNO)に乗り換えた場合は、APN(アクセスポイント名)の設定が必要になることがあります。同梱のマニュアルに設定値が記載されているので、その通りに入力すればOKです。iPhoneの場合はプロファイルをインストールするだけで完了します。

ステップ5:データ移行と各種設定
端末はそのままでSIMだけ乗り換えた場合
SIMを差し替えるだけなので、端末内のデータはそのまま残ります。特にデータ移行の作業は不要です。アプリもそのまま使い続けられます。
端末も一緒に変えた場合
新しい端末へのデータ移行が必要になります。iPhone同士ならクイックスタート、Android同士ならGoogleアカウント連携で簡単に移行可能です。
LINEのトーク履歴のバックアップと、二段階認証アプリ(Google Authenticatorなど)のアカウント移行は個別に行う必要があります。乗り換え前に必ず済ませておきましょう。これを忘れると後から取り戻せないケースもあります。
Q&Aコーナー
Q. 乗り換えると電話番号は変わる?
MNPを使えば今の電話番号がそのまま引き継がれるので変わりません。番号が変わるのはMNPを使わずに新規契約した場合のみです。
Q. 乗り換え中にスマホが使えない時間はある?
開通手続きの数分〜30分程度、通信が使えないタイミングがあります。ただしWi-Fi接続は問題なく使えるので、自宅で手続きすればほぼ影響はありません。
Q. 旧キャリアの解約手続きは必要?
MNPで乗り換えた場合、開通手続きが完了した時点で旧キャリアは自動的に解約されます。別途手続きは不要です。ただし端末の分割払いが残っている場合は、引き続き支払いが必要です。
Q. キャリアメールはどうなる?
乗り換えると旧キャリアのメールアドレスは使えなくなります。月額330円のメール持ち運びサービスで引き継ぐこともできますが、これを機にGmailなどのフリーメールに移行するのがおすすめです。フリーメールなら今後キャリアを変えても影響がありません。
Q. 乗り換えにかかる費用は?
MNP転出手数料は現在、大手キャリアではすべて無料です。乗り換え先の事務手数料(0〜3,850円)のみかかるケースが多いです。オンライン申し込みなら事務手数料が無料になるキャリアもあります。
総務省の携帯電話ポータルサイトにもMNPに関する詳細情報が掲載されているので、参考にしてください。
乗り換えで月々の料金はどれくらい変わる?
乗り換えの最大のメリットは月額料金の節約です。特に大手キャリアから格安SIMへの乗り換えは効果が大きいです。
たとえば大手キャリアで月7,000〜8,000円払っている方が、格安SIMの3GBプランに乗り換えると月額1,000〜2,000円程度に。年間で6〜7万円の節約になる計算です。
「通信品質が心配」という声もありますが、大手キャリアのサブブランド(ahamo、povo、LINEMO)なら回線品質はほぼ同等です。月額2,000〜3,000円台で使えるので、いきなり格安SIMに抵抗がある方はまずサブブランドから試してみるのも良いでしょう。
総務省のポータルで料金シミュレーションもできるので、まずは今の料金と比較してみてください。

まとめ:スマホの乗り換えは5ステップで完了する
スマホの乗り換えは、(1)プラン選び → (2)MNP予約番号取得 → (3)申し込み → (4)開通手続き → (5)データ移行の5ステップです。オンラインで全部完結しますし、所要時間はトータルで1時間もかかりません。
乗り換えるだけで月数千円の節約になることも多いので、「面倒そう」という理由だけで先延ばしにしているならもったいないです。手順はこの記事の通りに進めれば迷うことはないはずですので、気になっている方はぜひ一度試してみてください。

